上海の学生演劇を観て(雑感)


僕が通ってる上海戯劇学院の学生演劇を観てきました。
キャンパスに劇場が3つあって、そのうちの100人キャパくらいの劇場。
他は200弱、600くらいの規模。
他にもメディア研究所 があったり、大学院にはアートマネジメント専攻もあるらしいんだけど、まだ詳しいことはよく分かってませんw

さてさて、今回観てきたのは「椿姫」(大幅にストーリー変わってたっぽいけど)
役者さんは「11級」って書いてあるから11年入学生、2年生だろうか?
授業の一環っぽくて、先生が演出したりしていたような雰囲気でした。

感じとしては、衣装やら舞台装置やらは何故か結構ちゃんと作ってるけど、雰囲気は何だか「学園祭」っぽい感じでした。お行儀良くなぞるというか、斬新な演出とか実験演劇的な要素は無く、会話と場面転換で淡々と進んでいくような。

劇の中身以外で不思議なところが沢山あって、 例えばまず入場したら自分の席に知らない人が平然と座っていて、指定席なのに実質自由席になっているっていう。
まぁこれは序の口で、暗転の時も場内に青色の客電が常時点いていて暗転が「暗」転じゃなかったり、一幕ごとにお客さんが結構な量入れ替わったり(だから暗転じゃねぇのか?って思ってしまうくらい!)、前に座ってた女の子は劇がつまんないと思ったらしく携帯でゲーム始めたり・・・。色々あります。

中でもあっけにとられたのはカーテンコール!
終幕したと思ったら場内に大音量で響くBGM「 蛍の光」!
帰れってことか、と思って席を立とうとすると、蛍の光のままカーテンコール!

お客さんがこの時に贔屓の役者にお花渡すのはここでも同じなんですが、何とお客さんが続々と舞台に上がっていくではないですか!
舞台に上がって、花を渡して抱擁して・・・
その間にもカーテンコールは続く訳ですから、最後に満を持して主役が登場する時には、残念ながら舞台上はお客さんだらけw 主役の登場、霞んじゃった。。

多分、学生の劇だからだと思います。他は違うと思います。以前大きなホールで観たプロ劇団のときはそうなってなかったから。。

にしても衝撃的だったなぁ。

一緒に観劇したオーストリア人は終演後かなり興奮した様子で、
「設定もメイクも、衣装も音楽も全部西洋のものなのに、言葉が中国語っていうのがすげーユニークだった!」と言ってました。
言われてみればそうだよなー。本家からしたら当然不自然だしキッチュに見えるよな、と。

でも逆に自覚があればそれはユーモアになりますよね。
何かのヒントになりそう。色々と興味深い経験でした。