風呂上がりの大衆演劇!あっぱれ!


→目次に戻る

そう、ここは健康センター!!!
こんなところに何しに行ったかというと、観劇!
大衆演劇が、健康センター内で連日行われているとの情報をゲットしたので、これは行っておかねばと。
外観の写真がこれ。

実は今回の九州滞在の大きな目標として、この大衆演劇の観劇がありました。北の京芦別で初体験したこ大衆演劇。独特の様式美と僕にとっては新しいものに触れた感覚がずっと尾を引いていて、大衆演劇の本場九州でそのホンモノを味わってみようと。
ポスター

おひねりで万札が惜しみもなく捧げられるあの光景を、ぜひこの目で見たいと思っていました。

その第一弾。
バーパスという愛称のこの健康センター。
樋口二郎一門によるショー。
入って1,900円弱の入場料を払うのですが、ちょうどこの時はキャンペーン中でちょっと安く入れました。

入湯料も込みなので、健康センターならではの素敵な柄の館内着を受け取る。それがコレ。





めっちゃ南国!
さすが九州ですよ!
普通のセンスじゃありません。

着てみた。

舞台はこんな感じ。

ここにあの柄の服を着たお母様達がぞろぞろと50人くらい集まってきます。すごい画ですよ本当。

舞台が始まるとまずはお芝居。
人情ものです。お客さんの年齢層に合わせた親子ものでした。

ある日、漁師の漁に勉強がてら付いていった江戸の店の若旦那。
ところが船から落ちて見ず知らずの土地へ。
そこで助けてもらった母娘の家にお世話になり、娘さんとの間に子を授かる。江戸に戻れば立派な主人になるけど、江戸は捨てて一緒になろうとプロポーズ。無事結ばれるかと思いきや、すぐさま江戸から姉が訪ねて来る。父親が危篤とのことで、連れ戻される若旦那。残される母娘。
それから1年が過ぎ、裏切られたと思った娘は別の男性と結婚。幸せに暮らしているとそこに若旦那が今度こそ一緒になろうと訪ねてくる。
結局娘は若旦那と赤ちゃんと江戸での暮らしを選び、その時の結婚相手は母を引き取り養っていくよと誓いを立てハッピーエンド?な感じで終演。

お客さんのも大満足だったようで、盛り上がってました。
舞踊ショーは撮影OKだったのでいくつか写真を紹介します。



舞台袖も広く使っております。幕がまたいい存在感に。

フィナーレは紙吹雪ですよ!


お客さんは結構後方の壁にもたれて観劇されていたので、あまり前方には居ませんでした。
雰囲気からすると、この劇団のファン!て人は少なかったように思えます。

ここでは、おひねりでを渡す奥方は1名いらっしゃって、帯にそっと挟んでいました。やーこれは週末の大きな劇場行ったら見られるんだろうか。でも今まで北の京でしか見たことなかったので、こんなに沢山のお客さんの中での観劇は初めてだったので満足!

それにしてもこの大衆演劇の形態ってすごいですよね。
1劇団につき1つの劇場で約1ヶ月の低料金でのロングラン。
役者はそれを専業にしながら稽古もできる。
そしてそれを支える熱心なファン層が存在している。
演劇業界で今そういったシステムを作ろうと各地で試行錯誤しているのに、すでに大衆演劇業界では昔から完成している。

ストリップにも同じことが言えて、低料金ではないが毎日昼から夜まで興行が行われていて、踊り子はダンサーとして食えている。
そして年配の熱心なファンがそれを支えている。

この仕組みを無視して、演劇業界の改善策は見つかるのだろうか。
まだまだ考察の余地があるものの、僕はこの2つの業界から学ぶべきものは大いにあるのでは無いかと思うのです。
古いとか、卑猥だとか言って情報を遮断してしまっては勿体無いような気がする今日この頃であります。

———————————————–
訪問日:2012年4月17日(火)PM
住 所:福岡県北九州市小倉北区明和町2-3
入場料:1,200円
公式HP:http://www.barpas.5star-e.net/
———————————————–
→目次に戻る
→前ページ「北九州の文化拠点「芸術劇場」に潜入!」
→次ページ「北九州ローカル!旦過市場の大學堂」