札幌ハプニングを振り返る。


■2008年、札幌のアートシーンを見て思ったこと

札幌は、首都圏に対してやはり「地方都市」なわけです。
大学時代に触れた大阪をはじめとする関西地区や東京のアートシーンとは明らかに違う状況だということはすぐに分かりました。

あくまでも主観ですが、端的に言うと札幌の現代アートシーンには「大人しい」「マジメ」という印象を受けました。破天荒だったりはみ出したりする現代アートが大好きだった当時の僕は、生意気にも「札幌面白くない!」とすら思ったのでした。


食パンくわえて「遅刻!遅刻!」を再現した「食パンダッシュ」(2009.4)

面白くない!と現状を嘆くだけでは何も変わらないので、この際自分が面白いと思うことをやったろう!と決意を固めました。
当時アートプロジェクトの分野では札幌にはまだ僕の付け入る隙があるんじゃないかと感じ、挑戦して一石投じてやろうと思ったのでした。(今思うと若すぎる笑)

僕は大学でアートマネジメントというものを学びました。
(昔書いたアートマネジメントに関する記事はコチラ
そこで学んだのは、見る側・作る側両方の目線を持って企画を考えること。
フィールドワークを通じ、その場所に適した形の表現方法を考えること。
今までとは違う新鮮な視線や発想を持って、既存の物事やイメージなどを再編集して新しい価値観や風景を生み出すこと。

それらを踏まえて、札幌でまず何をすれば一番いいのかを考えてました。

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